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河合師範 「信心の基本を学ぶ」②

 「信心していれば何とかなる。」というのは迷信の一種。何ともならない。祈った分しか結果は出ない。それが信仰だから。活動家の皆さんは、みんな勤行・唱題し活勤をしているが、功徳を受けてどんどん変わる人と、全然変わらない人、悪くなる人がいる。どこが違うのか?一念の姿勢が違う。

 ◎決意・目標を明確にして「変わろう!こうなろう!こうしよう!」と決めて頑張っている人を『前向きの信心』と言う。

 ◎惰性と義務で頑張っている人、何となくしょうがなく頑張っている人、幹部だから頑張っている人、やめると怖いから頑張っている人、こういう人を『横向きの信心』と言う。

 ◎不信と怨嫉で頑張っている人、頑張っては愚痴、頑張っては文句の人、こういう人を『後ろ向きの信心』と言う。

 前向きの人はどんどん前進する。どんどん変わる。「頑張ってます!」と言っても、横向きの人は空回りで変わらない。後ろ向きの人はだんだん後退して悪くなる。車で言うと、ドライプ・ニュートラル・バックギアにあたる。エンジンがフル回転してもギアが入っていなければ前に進まない。ニュートラルでアクセルを踏んでもエンジン空吹かし。バックギアで吹かしたら事故を起こす。婦人部にはバックギアで頑張っている人が結構いる。頑張っては愚痴、頑張っては文句、頑張つては怨嫉、亭主・子供をひき殺して頑張っている。奥さんが変わらないから主人以下みんな不信になっている。変な信心。

 では、これからどうすればいいのか?前向きに、強気に、過去のことは反省しないこと。反省してもどうせまたやるんだから。生命が変わらないとまたやるから。決意すればよい。これから良くなればいい。後ろ向き運転は事故の元。過去のことは振り返らないこと。良くなれぱいい。過去のことが活きてくるから。振り返っても落ち込むだけ。いつも前向き、強気でいい。先生は「タッチの差だ」と言われている。オートマチックの車だと、ドライプとバックキアはわすか2~3センチの差。タッチの差だが結果はえらい違い。頑張っていることは同じだが、前向きと横向きでは結果はえらい違う。「いつも信心は前向きで行くんだよ!」と先生も言われている。「言われたから、しょうがないからやる」では、ニュートラルかバックギアになってしまう。そうすると苦しくなる。変えるために、功徳を受けるために頑張ればよい。そうすればどんどん変わる。頑張るために頑張ってもだめ。しょうがなくて頑張つてはだめ。マイナスになってしまう。

 

100万遍あげても不信なら功徳はゼロ。頑張っても信心のことで愚痴と文句を言うと功徳はゼロになる。「愚痴と文句は功徳を消すよ!」というのは先生の指導、なぜかと言うと、祈れば解決する。祈らないで愚痴を言っている・文句を言っているのは御本尊不信だから。「私ばっかり苦労して」と言うが、言い分は正しくても何も解決しない。これを『正しい愚痴』と言う。正しい文句かもしれないが、だめ。解決しない。信心は良いか悪いかではない。良くなるかどうか。仏法は勝負。良くなるように祈ればいい。そうすれぱ解決する。いくら「私が正しい!」「相手が間違っている!」と言っても、愚痴と文句だから開けない。功徳を受けたい人は愚痴と文句をやめること。同志に怨嫉をすると功徳はマイナスになる。罰になる。怨嫉は謗法だから困ったことに、相手が間違っていても同志だと怨嫉になる。「私が正しい!」「相手が間違っている!」と言っていることが結構ある。これを『正しい怨嫉』と言う。

 正しくても怨嫉した方が罰を受ける。させた方ではなく、した方に罰が出る。そう御書に書いてある。「それが本当でも嘘でも」と書いてある。怨嫉する理由が何であっても、同志であれば功徳はマイナスになって出てくる。相手が間違っていれば、相手は因果の理法で裁かれる。人が裁くのではない。法が裁く。相手の成長を祈ってあげること。そうすれば自分も相手も良くなる。「幹部のくせに」と言わないこと。変な幹部もいるが、成長を祈ってあげること。「幹部のくせに」と言ったら怨嫉になる。

 正しくても怨嫉になってしまう。成長を祈ってあげれば相手は変わらなくても自分は良くなる。相手がやるからこちらも怨嫉をやり返すことを『差し違え』と言う。これもよくあるが、両方とも功徳が消えてしまう。人のために功徳を消してはつまらない。人のことはほっとくか祈るか、どっちかしかない。感情をぶつければ怨嫉になる。御本尊に祈ってあげれば自分も相手も変わる。結構多いのが家庭内怨嫉。主人を恨み、姑を恨んで頑張っている。主人を恨んでも変わる気がないんだから無駄。そんな主人を選んだのだから自業自得。

 よく戸田先生が「3歳と5歳の兄弟だから喧嘩になる。境涯が近いからだよ。片方が10歳だったら喧嘩にならないだろ。夫婦でも同じだよ。自分が境涯を上げて、相手を引っ張り上げてやればいいんだ。」と言われていた。相手の成長を祈ればいい。主人の成長を祈れば自分が成長する。相手も成長する。感情をぶつけるから怨嫉になる。主人は悩んでいないから。こっちが祈るしかない。姑さんも悩んでいない。変わる気もない。成長を祈ってあげること。嫁は未熟に決まっているんだから、姑は成長を祈ってあげればいい。「これだけは別」と言う気持ちでやっている。もともと姑と嫁は天敵。その前に同志なんだから祈ってあげればいい。そうずればすっきりするのに。怨嫉をやめて相手のことを祈れば自分が良くなる。これがコツ。

 婦人部はよく壮年部に怨嫉している。理由はわかる。でも壮年部は、悩まない・動かない・祈らないだから、怨嫉したくもなりますよね。『正しい怨嫉』です。でも功徳は消えてしまう。それではつまらないから、壮年部には怨嫉しないこと。どうしたらいいかというと、頼りにしないこと。頼りにするから腹が立つ。なぜかというと、壮年部はまだ末来部。昔から全然成長していない。しかも本人たちは悩んでないから。頼りにしないで成長を祈ってあげること。婦人部は怒っているが、祈ってない。悩んでるのはこっちで相手に悩んでないんだから、怨嫉をやめて成長を祈ってあげること。大事にして下さい。育ちますから。

 水道の蛇口から水がポタポタと垂れているのをバケツにためても、穴があいていれば全部漏れてしまう。婦人部はこれに似ている。思痴の穴・文句の穴・怨嫉の穴があいているから功徳がみんな漏っている。「愚痴を言わない」「文句を言わない」「怨嫉しない」これを『三悪追放』と言う。功徳を消さないコツ。その上で決めて祈って動いたら功徳が溢れてくる。その方が得。信心はスッキリと、「困った!御本尊!」と全部祈ることです。

 「良くしよう!!と祈れば良くなる。それ以外は無駄。みんな勤行・唱題しているが、一念がきちんと御本尊に向いているかどうか。それが、祈っているかどうかということ。「絶対信心で解決しようという強い決意と、具体的な目標を決めて一念を定めて祈っていること」を『祈る』と言う。祈るから叶う。唱題してても祈っていない場合、決意・目標が曖昧な祈り、唱題のための唱題、これは、『惰性の祈り』。「どうしようか」と方法諭を考えている唱題は『迷いの唱題』。「だめだろうなぁ」と思って祈っている『不信の唱題』は一念が御本尊に向いていない。祈ってないから叶わない。唱題ではなく祈りが大事。

 具体的に強く祈ること。そうすれば叶う。それ以外は叶わない。唱題のための唱題もつまらない。先生は「疑いや形式であれば、たとえ100万遍あげても境涯が開けるものではない。自分自身の発心で、目標を決めて唱題すれば必ず開けるのである。義務的・形式的な勤行・唱題、それは惰性のあらわれであり、空転を生むだけである。きちんと一念を定めて祈らなければだめだよ。」と言われている。こうなりたい、こうしたいと祈ればよい。信心は心ですること。頭でするのではない。心を、素直にぶつけることを祈りという。できるかどうかではなく、「こうなりたい!」と祈ればいい。必ずそうなる。信心は簡単です。

 3年前の春に壮年部の本部長が来た。小さな建設会社の社長さんで、「今度の不況は深刻です。当分良くなる見通しがありません。うちの会社も売り上げが落ちています。」と言うので、「でも、不景気だからしようがないと言うんでは信仰は関係ありませんね。不景気だからこそ、売り上げ目標・利益目標をきちんと決めで、祈って努力して工夫して売り上げを上げるのが信心じゃないんですか。」と言ったら、怒って帰った。それから猛烈に祈ったらしい。すると次から次へと本業以外の新しい仕事が入ってきたそうで、それをやったら全部うまくいって、ちょうど1年間で売り上げが倍になり、社員も倍になったと言ってました。「不景気だからしようがない」では御本尊不信。「だから具体的な目標を決めて祈ろう!」というのが信仰。

 去年の4月に、壮年部の会合に行った帰りに車で送ってくれた支部長が、「私は小さな貿易会社をやっていますが、3年前には潰れそうでした。2億の売り上げが1億になった。その時に無理を承知で“売り上げを3憶にする”と祈ったら3億になった。去年は“5億に!”と祈ったら5億になりました。今年は“7億”と祈っています。」と言っていた。先に決めること。祈った上で努力して道を作ればいい。それが信仰。

 2ヶ月ほど前に、大阪で美容師をやっている青年に会った。「あまり売り上げが伸びないんです。」と言うので、「具体的に祈ってご覧なさい。」と話した。昨日、その青年が「あれから、今日はカット何人、プロー何人と決めたらその通リになります。繁盛しています。」と言っていたので、「当たり前です。」と言った。

 10月に下関でセミナーをしたが、後日、分県長が来て「あれからみんなが祈るようになりました。功徳がポンポン出てきました。」と言っていた。ある車を売っている副圏長が、今日はこの車を売ろうと決めて祈ったら売れたそうです。でも利益を祈ってなかったから利益はなかったそうです。「今は利益込みで析っています。」と言っていた。

 スナックのママさんが不景気で困っていた。開店前に3時間、「今日の売り上げはこれだけ!」,と決めて祈ると売れるそうです。結果が出るから毎日の商売が楽しくてしょうがないと言っていた。ある婦人部の方は、息子が5年前に家出して行方不明になり、どうしても見つからなかったが「ようし!祈って見つけだそう!」と決めて祈った次の日、北海道の警察から電話があった。免許証の書き換えが遅れたため、息子の身元確認の電話だった。元気でいることがわかったので「探しにいこう!」と思ったところに息子から「5年間も心配かけてごめんね。でも元気で頑張っているから。去年学会に入会して男子部で頑張っているから。」と電話が入ってきて、3日目に見つかってしまった。

 功徳の出るのは当たり前。出ないのがおかしい。これを『信心の正常化』という。祈りは叶う。祈ってないから叶わないだけ。信ずるとは疑わないこと。

 どうしたら疑わないか?自分が体験したことは疑わないから信じる。この体験は活動体験ではなく功徳の体験。活動体験ではだめ。活動体験ばかりいっぱいあっても、功徳を受けなければ不信になる。今は活動体験止まりが多い。かえって不信になる。功徳の体験が出れば信が深まって「もっと頑張ろう!」となる。空のボートは波が来ればゆれる。風が来ればひっくり返る。大きな石を積めば船がグッと沈んで動かなくなる。同じように大きな体験をすれば、信が深まる。体験がない信仰は観念だから何かあったら疑ってしまう。体験があれば何があっても疑わない。小さな体験でもたくさんすれぱ同じ。信が深まる。

 最近、2世3世が増えた。2世は生まれつき惰性で、何となく信仰しているから体験がなく、信心が観念的。やらされている信仰だから重荷で苦しむ。かわいそう。これを『2世症候群』という。子供に勤行を強制してはいけない。信心嫌いになる。子供だって悩みがあるのだから、信心を教えるのは大事。「こうなりたいと祈ってごらん!そうなるよ!」と教えればよい。決意して祈らせれば体験ができるから信が深まって、放っておいても大丈夫。「やらなきゃダメ!」と言ってはいけない。やらされた信仰は信仰ではないから功徳はない。先生は、「勤行を強制すると信心嫌いになるよ。信心の好きな子、学会が好きな人を育てよう。」と言われた。結構押しつけている場合が多い。そして嫌われている。自分で決意しなければ信心ではない。決意から入れば信心、形から入れば情性。決意してやらせれぱ功徳がある。無理矢理やらせたら功徳はない。2世が体験を持てば強い。体験のない2世は弱い。
by hakodate0711 | 2012-11-15 18:08 | 河合師範


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