徒然なるままに書いてます

by hakodate07

海の文化と村の文化④ 於保哲外先生(ドクター部)指導

村の文化の一番良い例が、私は、村山内閣だったんではないかと思うんです。
あの村山内閣の時に、阪神大震災が起きました。
その時の政府の対応にみんなが腹を立てました。
一番困っている人を何で救わないんだと。それに対して政府は言う。
「従来の、慣例通りにしかできないので仕方がありません」「全体としての救済は
できますが、個々人としての救済はできません」。
本当に無慈悲な政府ということを露にしましたが、実は、村の文化というのは、
そういう無慈悲な文化でもあるんです。人間よりも組織を優先するんです。
ですから、人間を抑圧していくという文化ですね。
こういう文化が日本文化の大勢を成しているんですね。

一方、もう一つの日本文化がある。これを「海の文化」というんです。
野茂投手がアメリカの大リーグに行きました。
行く時にちょうど、アメリカでは大リ-グがストライキをしていました。
行ったところでどうなるか分からないという情勢でした。また、大リーグに行っても、
野茂が通用するのかと非常に危ぶまれた。多くの日本人やマスコミは、
こぞって叩きましたね。「なんで行くんだ」と反対しました。
しかし、野茂は淡々と行きました。気がついてみるといつのまにかオールスターに
登場していた。そうなると日本のマスコミは手のひらを返したように、
アメリカに出かけていきました。
そして、野茂に「日本の国民のために頑張る」と言ってもらおうとするんですが、
野茂はそう言いませんね。「楽しんで投げてきます」と。
しかも彼は、英語がペラペラかと思うと、それほど得意ではないのでしょうね、
勝利者インタビューでも通訳がついて話しています。我々はよく心細くないなと
思ってしまいます。
この一連の行動を見ていると、どうも野茂は、一般の日本人的感性ではないなと
感じていたんです。そうしましたら、調べた人がいました。
野茂は大阪の生まれだそうです。しかし、両親は五島列島の出身なんですね。
この五島列島というのは、昔の、室町時代や戦国時代に、朝鮮沿岸や中国沿岸などを
荒し回った倭寇の拠点の島の一つだったんですね。
今でも、海の男の島なんだそうです。したがって、そういう文化を両親が持っていた。
そういう中で育っているんですね。
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by hakodate0711 | 2013-06-26 20:50 | 於保先生(ドクター部)指導